2015年5月14日木曜日

Xiaomi Redmi Note 4G :: Google Play (Play Store) への道

そんなこんなで、Xiaomi Redmi Note 4Gを手に入れたわけですが、手に入れてみて初めて知ったのはGoogle系のアプリが全く入っていない、ということ。あのGoogle Play すら入っていないのです。日本で友達や同僚が持ってるAndroidスマホにはGoogle MapsとかGmailとか入っているのに…。Google Playすらなくてどうすりゃいいんだぁ…。詳しい理由は知らないがこれがGoogle中国撤退の結果なのだろうか? あぁ、最低限カーナビ代わりになるだろうという目論見が…。
しかも、MIUIについてくるMailerはGoogleアカウントを受け付けないし、ContactsはGoogleの連絡先と同期できないし、日本語は入力出来ないし...。がっくり...。

しかしXiaomi Redmi Note 4GのOSはAndroidがベースのMIUI。Androidベースならなんとかなるだろうとググりまくって四苦八苦してみましたよ。その結果、Google MapsもGmailもInboxもHangoutも、その他いつもお世話になっているアプリたちもひと通り入れられて、1週間ほど使ってみたので、その過程などここに記しておきます。

[Google Playへの道]
まず結論から書いておきます。
実は、こちらを参考にして色々といじっている間に「Play Store」が使えるようになっていました。
やったことは
  1. Google 服务框架 (Google Service Flamework)
  2. Google Play 服务 (Google Play Services)
  3. 歌应用下载器 (Google App Downloader)
のインストール(のはず)です。
(そのうちFactory resetもトライしてみたいので、その時に再確認します)
しかし、MIUIのバージョンが私のRedimi Noteは6.4.8.0(KHKCNCB)になっているせいか、上のリンクにある説明のとおりには行きませんでした。大きな違いは上記の3つのアプリはMIUIの「App Store」では検索しても出てこなかったことです。
MIUIの「App Store」

このMIUIのApp Storeで色々検索してみたのですが、Google系のアプリが全然引っかからない。試しに「Google」だけで検索すると、Googleのピンイン入力のアプリだけが引っかかりました。ミソはこのアプリの下に「More」とあり、「Search from 百度」と「Search from 豌豆荚」と出てくること。「Search from 百度」をタップすると、どうやら百度(Baidu)のアプリ検索に入るようです。

MIUIのApp Storeで「Google」と検索したところ

「Search from 百度」をタップしたところ

Google 服务框架     Google Play 服务     歌应用下载器

この百度のアプリ検索で上記の3つのアプリを見つけることができて、上記の順番でインストールしたら「Google Play Store」のアイコンが出現。(この「百度のSearchでGoogle系アプリが見つかる」ことを発見したことに狂喜して、細かいインストール順がうろ覚えなのです…) 

Play StoreからMapsやGmailなどのGoogle系のアプリやFacebook,、Evernote、Dropbox、Google日本語入力などなど、何でも普通にインストールできるようになりました。



Google系のアプリをひと通り入れて、その他有名どころのアプリも入れて、Google日本語入力も入れて、なんとかiPhone6の環境とほぼ同じところまでもっていけました。OS自体の言語は英語を選択しているので、中国語に悩まされることはほぼありません。(MIUIデフォルトのアプリを使うとたまに中国語表記になりますが、そこは野生の勘で臨機応変に(^^;)
−−−
すったもんだしましたが、とりあえず日本で使えるようにはなりました。
めでたしめでたし。

[4Gはどうなった?]
ちなみに日本ではIIJmioのLTEのSIMを使っています。ですので電波はDocomoです。
Redmi Note 4GはSIMスロットが2つあって、ひとつ(右側)は4G専用です。買った時に店にいたXiaomiのお兄さん曰く3GのSIMは左側のSIMスロットを使えとのこと。

試しに4GスロットにSIMを入れてみましたが、案の定電波は掴みませんでした。で、左側のスロットに入れているわけですが、右上の表示はなぜだか「NTT DOCOMO 4G」に。

「おぉぉっ!」と思いましたが、ここは落ち着いて速度測定。
同日のほぼ同時刻、同じSIMを使ってRedmi NoteとiPhone6で速度測定した結果です。
 Redmi note      Apple iPhoen6

…やっぱり、電波は3Gなのねぇ…。
まあ、LTEは期待していなかったし、まともに動いて通話できるのでよしとします。

[おまけ :: MicroSD 64MB]
私の買ったRedmi Note 4Gはひと世代前のモデルで、ストレージはたったの8GB。でもMicroSDで増設できるから大丈夫! …と思っていたらここにも落とし穴がありました。
64GBのMicroSDを入れても何も反応が無いのです。MIUI6のSetting>Additional Setting>Storage に「SD Card」というメニュー項目があり、ここでMount出来そうに見えるけど、何も反応なし…。
「Xiaomi SD 64GB」でググってみると同じような問題に遭遇している方が多数。どうやら解決策はMicroSDをFAT32でフォーマットすることらしい。
しかしWindows7では64GBのSDはなぜだかextFATしか出来ないようで、特別なアプリが必要なようです。

PCでMicroSDをFAT32にフォーマットしなおして、Redmi Noteに入れてSettingでMountしようとしましたが、最初は無反応でした。他に問題があるのかとなかばあきらめかけて放置していたらRedmi Noteの画面に「SDが読めない。フォーマットするか?」といったような意味のメッセージが現れました。「Yes」をタップしたらしばらくしてMountに成功したという意味のメッセージが出現!Settingで確認するとどうやらMountされているようです。その後音楽ファイルなど書き込んでみましたが、今のところ問題なく動作しています。
なお、フォーマットするときは「Quick Format」推奨。ノーマルフォーマットだとえらい時間がかかります。私の場合、十数時間かかりました。

[その他・備忘録]
とにかくPlay storeを入れようとして色々とググっているうちに興味のある情報を多数みつけました。XiaomiはもともとAndroidのカスタムROMの開発会社ということもあり、ROM関連の情報が豊富です。

・Redmi Note 4GのGlobal ROM
http://en.miui.com/thread-105821-1-1.html
中国国外用のROMというのがあるらしい。しかもこのROMだとはじめからPlay StoreやGoogle系のアプリが入っているらしい。

・Redmi Note 4Gの最新ROMに一番近いROM
Googleで「redmi note 4g rom」と検索するとすぐに引っかかります。
この記事を投稿時点(2015.5.14)の最新ROMは以下です。
http://en.miui.com/download-218.html#370

・Root化すればシステム自体の日本語化も可能なようです。
http://blog.livedoor.jp/bamgadget/archives/Xiaomi04.html

「Root化」とか「Fastboot」とか「adb」とか「カスタムRecovery」とか…。
まだまだ勉強不足です。もう少し勉強してこのへんにも挑んでみたいと思います。

2015年5月4日月曜日

中国・杭州で人気のXiaomiを手に入れた!

「スマホ」という言葉が当たり前になるはるか昔、初代iPhoneの時代からiPhoneしか使っていません。なのでAndroidってものを全く知らない。でも巷では「rootと取ってゴニョゴニョと…」とか「カスタムROMを入れてゴニョゴニョと…」とか何やら楽しそうなことをやっている方々がいらっしゃる。
そのうちAndroidも使ってみたいなぁ、と思っていながらiPhone対抗本命馬と噂されるXiaomiの記事をあちこちで見てたりしました。このXiaomi、高級感がありながら低価格の薄利多売がビジネスモデルとか。なかなかそそるではありませんか。しかし日本では入手も難しそうなのであきらめていたら…、
 杭州出張が決定!
 しかも10日間滞在なので土日が入る!
 これはなんとしてもXiaomiを手に入れるしかない!
というわけで、休日に携帯量販店めぐりを決行しました(^^)v
結果的にはXiaomiのRedmi(紅米) Note 4G という機種を手に入れたのですが、まずは入手過程など記しておきます。

Xiaomiと一言でいってもそれはブランド名で、スマホは機種がいくつか有ります。
今現在(2014.5)、Xiaomiの代表的なスマホはMi 4で5インチサイズ。これがiPhone6対抗です。

iPhone6対抗があるということはiPhone6Plus対抗もあるということで、Redmi Note 4G (5.5インチ) がそれにあたります。

普段iPhone6を使っているので、せっかくだからFabletサイズも経験してみようと思い、今回はRedmi Noteをターゲットにすることにしました。
事前調査ではRedmi Note 4Gはその名の通り4G(LTE)をサポート。しかもスペック上は中国式LTEのTD−LTE方式ではなく、日本でも採用されているFDD-LTEをサポートしているらしいです。でも念のため、日本で使うときは最低限3Gで繋がることに期待します。
その3Gですが、Xiaomiのスマフォは3Gの通信方式で(中国移動)版(TD-SCDMA)とChinaUnicom(中国聯通)版(W−CDMA)の2種類に別れるようです。日本の3GはDocomoとSoftbankがW−CDMA、AUがCDMA2000。ということは必然的に機種はChinaUnicom(中国聯通)版がターゲットになります。
いろいろと御託を並べましたが、ターゲットはXiaomi Redmi Note 4GのChinaUnicom (中国聯通)版。最悪うまく使えなくてもカスタムROMを入れてGoogle Mapsが動けばカーナビ代わりにはなるだろう、という心づもりです(^^;

さて、2015.4.18(土)、作戦決行です(^^;
当日は杭州在住の旧友・李さんに助けを請いました。実は渡中前から彼女とは連絡をとっていて、今回Redmi Noteを手に入れたいと伝えていたのです。彼女は親切にもネットで調べてくれて、しかもXiaomiのカスタマーセンターに問い合わせをしてくれました。その時の彼女の調査結果では

  • Xiaomi Redmi Note 4GはXiaomiのネット直販サイトで799元
  • 現在ChinaUnicom(中国聯通)版は在庫なし
  • 量販店に在庫があるかはわからない

うーむ、状況は厳しいようです。彼女も「無理じゃない?」と言いたげなメールの返信。
しかし、iPhone4sが発売された当初、香港ではネットでの予約すら出来ない状況だったのに、深センの華強北路(深センの秋葉原)ではプレミアはついていたものの普通に売られていたことを目の当たりにしていた私は「とりあえず探しに行きましょう!」と李さんにサポートをお願いしました。
 さて、当日は李さんが夕食は西湖の近くでと提案してくれたこともあり、まずは西湖近くの平海路と東坡路の交差点近くの携帯量販店に入りました。ここではXiaomiの在庫はなく、展示してある知っているブランドはHuaweiとかLenovoなど。李さんが「Xiaomiは無いの?」と聞いてくれていますが「今はないはねぇ、Huaweiはどう?」といった調子。店のお姉さん曰く「XiaomiよりHuaweiの方が品質はいいよ、返品も少ないし。Lenovoも最近人気よ!」ということらしい。でも高いんだよねぇ。HuaweiもLenovoもFabletサイズはざっと見たところ2000元〜3000元ぐらい。もともと800元そこそこのRedmi Noteをターゲットにしてきたので2〜3倍に感じます。やたらHuaweiを押してくれますが、その場にあるものを売るのは中華ショップの常道なので、適当にあしらって退散。
 2軒目は東坡路を徒歩3分ぐらい北上したところ。ここではXiaomiのMi4がおいてあって脈がありそう。しかしRedmi Note 4Gの中国聯通版は「無いよ」とショップ店員があっさり言い切る…。うーむ、あまりにあっさりしすぎているので李さんに頼んで在庫を確認してもらうようにお願いすると、どこかに電話し始めて、そのショップ店員はどこかに消えてしまった…。もう帰ろうか、と思い始めた頃ショップ店員が戻ってきて「杭州には無い」ときっぱり言い切る。内心「ホントかいな?杭州は広いぞー、(^^;」とは思いつつも、これ以上は無理かなと思い始めたところ、ショップ店員が他の機種の売り込みを始めた。李さんが適当に対応してくれて、よさそうと思ったものだけ「これはどう?」と翻訳してくれる。
うーむ。Xiaomiが無いんだったらほかは興味ないんだよなぁ〜、と思って聞き流していたら、なんと店内に「Xiaomi」と胸にでっかくプリントされたポロシャツを着た、いかにもプロモーション中のお兄さんがウロウロしているじゃありませんか! おぉぉ、これぞ渡りに船!捨てる神あれば拾う神あり!
李さんに「あれ、あれ!」と指さすと、速攻でXiaomi兄さんを捕まえてくれた。
「Redmi Noteある?」と聞くと「ありますよ」と事も無げに言う。
 李さん「中国聯通版は?」
 小米兄「ありますよ、もちろん」
 李さん「本当にあるの?いくら?」
 小米兄(何やらショップ店員と話をして)「999元」
 李さん(私に「あるって!999元!」と翻訳してくれる。少し理解るんだけどなぁ(^^;)
 小米兄「でも、一つ前のバージョンなんですけど…」
 李さん「何が違うの?」
 小米兄「CPUが1.2GHzでメモリが1GBです。最新は1.6GHzで2GB…」
 李さん(私に翻訳。私、それでOKと伝える)「それでいいです!」
 小米兄「ちょっとまってて」といってどこかに電話
 李さん「他の店に電話しているみたいです」と私にささやく
 小米兄「10分でここに持って来ますから、待っててください」
 李さん (ガッツポーズ)
…さっきのショップ店員は何だったのだ?
李さん、ホントにありがとう!

という事の顛末で無事Xiaomi Redmi Note 4Gを手に入れました。
その後李さん曰く「店員は役に立たない。今日はXiaomiの人がいてラッキー」だそうです。
しかし、驚くべきは製品サイクルの早さ。話題になった頃にはすでに在庫なし、ですからねぇ。ネットで注文できれば李さんに買ってもらうという方法もあったのですが。薄利多売ということは一台あたりの利ざやも少ないので、在庫を抱えるのは致命傷ってことなんでしょうね。

ショップでは一応動作確認はしましたが、ホテルに帰ってからもいじってみました。
ざっと見たところGoogle系のアプリが全く入っていません…。さすがGoogleに喧嘩を売る中国。OSはAndroidのKitKattベースらしいけど、よくわからん。(こてこてのiOSユーザだから)

というわけで、今後はこのRedmi NoteにGoogle系アプリを突っ込んで(できれば日本で)使ってみるつもりです。
アプリなど環境が整ったらまた投稿したいと思います。

[追記2015.5.4]
今回入手したRedmi Note 4Gのスペックを見つけたのでここに記しておきます。
詳細はこちら。
現在の最新のRedmi Note 4Gのスペックはこちら。
−−−
Model number: Xiaomi Hongmi Note / Remi Note
Versions: 2014912
Color: White
Release Date: 2015

Operation System: Android
CPU: Qualcomm MSM8916 64Bit Quad Core
GPU: Adreno 306
RAM: 1G
ROM: 8G
Battery Capacity(mAh): about 3100mAh
Talk Time: about 30 hours
Display Size: 5.5inch
Display Resolution: 1280x720
Touch Screen Type: Capacitive Screen
Cellular: GSM/WCDMA/LTE
Band Mode of Version 2014912:
  2SIM/Dual-Bands
  4G: FDD LTE B1 B3;
  3G: WCDMA B1 B2 B8;
  2G: GSM B2 B3 B8
Cameras:
  5.0MP Front
  13.0MP Rear
Size:154 x 78.7 x 9.45mm
Unlock Phones: Yes

Feature:
  GPS Navigation, Email, FM Radio, MP3 Playback, Touchscreen, QWERTY Keyboard, Bluetooth, Wi-Fi, Memory Card Slots, Video Player, Gravity Response, Front Camera, Message, GPRS

Language:
  English, Russian, German, French, Spanish, Polish, Portuguese, Italian, Turkish, Norwegian,etc. are supported after updating multilang-rom

2015年3月23日月曜日

Worldwide data SIM: GigSkyを台北で使ってみた

台湾人の友人の結婚式に招待されていることも有り、衝動買いしたWorld wide data SIM: GigSky。先日台北に行って使ってきましたのでその使用感など報告したいと思います。

(写真は通化街夜市、屋台料理がうまかった〜)

先に結論を言えば「使いものにならなかった」です。
さて、順を追って何があったかを書いてみます。

1.国内にいる間にアクティベーション
すったもんだした時にアカウントは作ったので、実質的にアクティベーションはこれで完了していますが、初日Freeの10MB以降はPlanの購入などのためにクレジットカードの登録が必要なはずです。
空港についてすぐに使えるようにしたい僕としては、事前にできることはやっておきたい。GigSkyのサイトを見るとそれらしいところがありました。(GigSkyのサイトから、ログイン>支払情報>クレジットカードを追加)
まずこれがいまいち。
カードはVISAかMasterCardのみ。普段Amexをメインで使っているので「ん?」と思いました。近頃のPayment Systemはほぼすべてのカード(Amex, JCB, VISA, Master, DC)を網羅しているのが普通。こんなところで躓くことはほぼありません。
クレジットカードの登録はPC用のWebサイトから行いました。途中カード番号を間違えたのでエラーメッセージが出ました。再入力を促されるのですが、これが何回入れてもエラー。もしやと思ってログアウトして再度ログインしてやっと登録できました。
んーむ、いまいち。

2.Profileの管理
すったもんだした時に結局iPhoneの場合はProfileをつかってAPNなどの設定をしてやらないといけないことがわかりました。この現象は台湾でも同じで、空港でGigSkyのSIMを入れると「中華電信」の電波を掴みますが、設定画面では手入力でAPN設定する項目が出てきません。(すったもんだした時と同じ)
結局、Profileを使うことになります。
Profileというのがまた曲者で
・同時に複数のProfileをインストールすることは出来ない。
・iPhone標準Appの「Mail」か「Safari」しかこのファイルを開くことは出来ない
といった仕様のようです。(JailbreakすればProfileの入れ替えAppがあるようです)
普段IIJmioのSIMを使っている僕としては国内にいるときにはIIJmioのProfileが必須なわけで、つまりGigSkyを使おうとすると
(1)IIJmioのプロファイルを削除
(2)GigSkyのプロファイルをインストール
という作業が発生し、日本に帰ってきた時にその逆の作業が発生します。
しかもこの作業をオフラインでする必要があり、そのためには以下の作業が必要です。
・自分のメールに必要なプロファイルを添付して送っておく
・そのメールが「Mail」のキャッシュに残るようにしておく
この「キャッシュに残るようにする」というのが曲者で、色々ググりましたが正式な(裏付けのある)方法はわかりませんでした。自分の試した範囲ではメールサーバーにメールが残っている状態で「Mail」側でFlagをつけておけば、数日はキャッシュに残っているようでした。この方法で時間無制限でキャッシュに残っているかは試していないのでわかりません。
正直、めんどくさい。

3.なぞの「GigSkyログイン」画面
台北の松山空港についてGigSkyのSIMを入れてProfileを入れた後、試しに適当なWebサイトを見てみると、GigSkyのログイン画面が出てきました。ホテルのインターネットに接続するときによくあるやつかと思ってログイン。特に失敗した様子は無いので、再度適当なWebサイトを見てみると、またGigSkyのログイン画面。もう一度ログインしても同じことの繰り返し…。
上画像は参考のため日本に帰ってからのもの
現地では英語版のログイン画面でした
あたふたしててスクショ撮るの忘れた…

で、困ったときの再起動。なんとかログイン画面が出てこなくなりました。
なんだ、こいつ…。

4.おそい
やっとのことでネットにつながったようなので、さっそくfbで写真をupしてみたが、いくら待ってもアップロードが完了しない。散々待った挙句にエラーメッセージ。「まあ、Freeだし、3G回線のスピードを絞っているのかもしれない」と、写真のupはあきらめて現在地の確認のためGoogle Mapsを立ち上げてみたが、延々と詳細地図を読み込めない…。荒い地図の表示のまま現在地が表示されるが、現在地すら怪しい場所。
だめだ、こりゃ。

その後、まともに接続が出来ないままホテルにチェックイン。
このままでは出歩いた時にネットに接続できないので「Roamline」のSIMに換えました。
RoamlineのSIMはAPN直入力仕様なので、GigSkyのProfileがインストールされている状態でもAPN設定項目が出現します。ANP設定後「台灣大哥大」の電波を掴み、後は快調に動作してくれました。
めでたしめでたし。


「いつでもどこでも簡単に動作してくれる」ってのは重要な事です。
ですので、やっぱりWorldwide data SIMはRoamlineを第1候補にしていきます。
GigSkyは初日のFree10MBじゃなければ(Planを購入すれば)使い物になるかもしれない、という希望があるので、今後3日以上滞在して現地SIMが手に入らない場合に、ちゃんとPlanを購入して試して見たいと思います。(かなりレアケースだけど)

お粗末さまでした…。

追伸
Roamlineの請求がきました。
合計2.33EUR≒2.54USD≒306.54JPY(2015.4.2時点のレート)。
台北に2泊3日で、ホテルにいる以外はほぼすべてRoamlineを使っていました。
どこに行くにもGoogle Mapsを見ていたし、友達との連絡のため頻繁にFbのMessengerを使ったし、レストランの検索のため情報サイトも結構見ました。
2-3日だったらこれも有りかな、と思います。

2015年2月28日土曜日

本格的なチャイナベーコン・腊肉[Làròu]を作ってみる

さて、そんなこんなで中華なベーコンを作ってみることに。
本場のレシピを参考に自分でも出来そうなレシピで作ってみました。
漬込み1週間と吊るし干し1週間の長丁場。
結果からお伝えしますと、結構納得できるものが出来ました。
ちょっとしょっぱいが、あの味にかなり近い。


ではレシピです。
[材料]
 豚バラ肉のブロック 約1Kg
 醤油 1.5合(270cc)
 塩 大さじ3(約60g)
 バーボン 大さじ4(60cc)
 氷砂糖 40g
 花椒(ホール) 大さじ1
 八角(ホール) 5個
 生姜 一握りぐらいのブロック
生姜を加えたのは殺菌効果を期待したためです。
なにせ火を入れない状態で2週間かかりますから。


[作り方]
1.花椒と八角をすり鉢で軽く砕きます。

2.生姜はスライスにします。

3.鍋に1と2と醤油、氷砂糖、塩を入れ弱火にかけます。

4.煮立たないように氷砂糖が溶けるまで混ぜます。

5.氷砂糖が溶けきったら火を落として冷まします。
この段階で結構濃ゆい中華料理っぽい香りがしました。

6.冷めたらバーボンを入れ混ぜます。これで漬込みタレが完成。
今回は飲みかけのジャックダニエルを使いました。
バーボンを使うのは漫画のマスター・キートンの「特別なメニュー」の影響です(^^;

7.豚バラ肉のブロックは3〜4cm幅に切り分けます。
今回は3本に切り分けました。
皮付きのブロックだったので2つは皮を取り、1つは残してみました。
本場中国では皮付きのまま使うようです。

8.6のタレと7の豚バラ肉をフリーザーバッグに入れて冷蔵庫で寝かします。
なるべく空気を抜く、っていうのはこういう漬込み料理の定番ですね。

9.冷蔵庫の中でときどきひっくり返して1週間寝かせます。2回ひっくり返しました。

10.漬込みが終了した肉を吊るして1週間干します。

11.干し始めて4日目。
様子見のためおろしてみました。
いい感じに干し上がってます。すっかり棒状。


12.干し始めて1週間。
写真ではわかりづらいですが、油が表面にうっすら浮いて指でなぞるとべっとり。
参考にした中国のページでは「约一周后,可见泛出很多油,就可以了」(約一週間後、油がたくさんにじみ出てきたらOK)とありましたのでこんなかんじでしょう、多分。
右側のは皮付き。いい感じの飴色になりました。

このままだと蒸籠に入らないので半分に切りました。
断面はこんな感じ。結構中まで熟成しています。
試しにスライスして味見したら、このままでもいけそう。

12.30分、蒸籠(セイロ)で蒸して出来上がり。

すぐに切ると肉汁が出てしまいそうなので、冷めるのを待ってからスライスしました。


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う~ん。これこれ。
かなりあの味に近いです。
皮付きもいけます。
皮の部分がコリコリして食感のアクセントになる。

これ、白飯が欲しくなる。
塩が強めなので酒が進みます。
蒸さないでそのままチャーハンとか野菜炒めの具に使ってもいいかもしれない。

作ってみた感想は

  • 季節を選ぶ料理です。冬場だったから良かったけど、もう少し暖かくなったら虫とかカビが心配。
  • 干す期間は1周間を目安にしたけど、硬さとか油の滲み出し具合で判断するのが良いと思う。期間は室温や乾燥具合で左右されるはず。
  • 塩はもう少し控えめ、もしくは無しでもいいかも。
  • 好みの問題だけど、バーボンは正解だった。
  • 調べたり作ったりしてみてわかったけど、これは作り方で個性が出る料理。きっと本場中国でもいろんな味があると思う。
です。

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[おまけ・その1]
肉を吊るすのには100均のS字フックを使いました。
でも、ちょっとだけ加工。

肉を刺しやすいように先端をペンチで開き気味に曲げて、グラインダーで尖らせました。

今後も使うことを考えて焼入れ。
ガスレンジで先端が真っ赤になるまで熱して、水に入れてジュッと冷ますこと3回。
こんなかんじに仕上がりました。

[おまけ・その2]
待ちきれないので、漬込みに使ったタレを再利用して豚焼肉を作ってみました。
漬け込んだ後のタレを取っておいて、豚肉のスライスを一晩漬け込んでフライパンで焼くだけ。油はごま油を使いました。
(写真右。左はエビマヨです)


味は…、ローカル中華っぽい!
八角の香りがいい感じです。

Worldwide data SIM: GigSkyを買ってみた

Worldwide data SIMの比較をしていたら今使っているRoamlineよりGigSkyの方が良さげに見えてきた。そんなことを思っていたら台湾に行くことになったので、こちらでポチってGigSkyを買ってみました。

ポチってから3日ぐらいで届きました。
日本でも使えるはずなので、とりあえず試してみる。
iPhone6にSIMを入れてしばらくするとSoftbankの電波を掴みました。

以前ググった時の情報だとDocomoと書いてあったけど、契約変わったんですかねぇ。
で、SIMカードの台紙に書いてあるとおりにSettingでData RoamingをONにして、APNを設定しようとしたけど…、
APN設定が出てこない。うーむ

自宅でやっているのでWifiは繋がる。
とりあえずwww.gigsky.comにつないでアカウント作成やSIMのアクティベーションを先にやってみよう、と思いアカウント作成とアクティベーションをやってみた。
でもAPN設定は出てこない…。

あちゃー。やられたかぁ?と思いつつ、そういえばiOS用の専用ソフトがあるのを思い出し、インストール。これでFreeの1日プランを購入。
でもAPN設定は出てこない…。

むむ。もしかしてIIJmio用のプロファイルが邪魔してる?と思ってプロファイルを削除してみた。
でもAPN設定は出てこない…。

完全に行き詰まった。
もしかしてiOS8.1.3ではAPN設定できないのか?
試しにChinaUnicomのSIMを入れてみると、出てくるじゃないAPN設定。
漫画だったら頭の上に「???」が浮かんでいたと思う。
すっかりハマる。
むむむ。

しばらく悩み思いついた。
推測するに、おそらくこれは最近のMVMOのSIMなんかと同じで、ある種のSIMはAPN設定が出てこない現象。IIJmioの場合はAPN設定は出てこないが、その代わりIIJのHPからプロファイルをダウンロードできる。
ここまで考えて、なんとなくSIMカードの台紙に書いてあるAPN設定「openroamer.com」をぐぐってみると、やたらシンプルなページがヒット!
「From your iOS device please install this file」とあるじゃないですか!
早速ダウンロードしてインストール。
やっとこさ、つながりましたよ…。

まったく、どこかに書いておいてほしいものですねぇ。
ですので、ここに書いておきます(^^;

しかし、たまたまWifiに繋がる環境にいたからプロファイルのインストールが出来たけど、どこかの国に渡航して空港で無料のWifiが無かったらホテルに行くまで設定できない、ってことじゃないか!
空港で人と待ち合わせするシチュエーションって結構あるんだよなぁ。
この時に使えなかったら致命的。
なんとかiPhone本体にプロファイルを保存してインストールできないかと試してみたけど、今のところ方法が見つからない。
(メールに添付して送っておいて開きっぱなしにしておけば良さそうだけど、あまりスマートじゃないので却下)

ネットワークにつなげるための設定がネットワークにつながらないと出来ない、というこの矛盾。解決方法を調査中です。
キャリアが違えば現象も違うかもしれないので、台湾に行ったら試してみますかね。

台北でのGigSky顛末記はこちら。

2015年2月21日土曜日

Worldwide data simの比較をしてみた

長い間量産製品の設計エンジニアをやっていると世界中あちこちに飛ばされます。
初めて飛ばされたのはドイツ。その後は米国、台湾、中国、香港、スイス、英国…。
生産拠点は中国なので中国、香港、台湾がメインです。

iPhoneは初代から使っています。
初代は米国に出張する同僚に買ってきてもらい、Jailbreakして使っていたんですが、日本では使えず、もっぱら中国・台湾に出張した時に使っていました。年間半分は中国か台湾にいたのでたいへん重宝しました。
当時はまだまだ音声通話が重要でしたが、昨今VoIPやらSIPやらデータ通信ベースの通話も可能となり、今やデータ通信が最重要。データ通信さえつながれば誰とでも繋がる環境が構築可能です。

例えば僕の場合、日本ではIIJのIIJmioというサービスを使用していますが、発信はGoogleの「Hangout」を使っています。おそらくこれがVoIP系音声通話は最安値で日本の携帯と通話するケースでは0.09USD/min(2015.2.15時点のレートで約11円/分)です。ちなみにDocomoやIIJなどのMVNOの場合、携帯への通話は20円/30秒=40円/分です。Hangoutの難点は受信先での通知が「通知不可」になってしまうことですけど、慣れてもらえばそれまで(^^;

受信は国内にいる場合はIIJmioの音声通話、海外にいるときはfusion IP-phone SMARTを利用しています。Fusionはデータ通信さえ繋がっていればどこでも使えるサービスで、月額基本料金無料で使った分だけ支払えばよい(UKあたりでは”Pay as you go”と言います)実にありがたいサービスです。
ちなみに海外でこのサービスを利用して受信するにはちょっとしたTipsがあります。IP-Phone SMARTは050の電話番号がもらえるのですが、それをいちいち関係者に連絡するのも面倒なのでIIJmioの転送設定を使っています。転送サービスそのものはDocomoのもので、設定の方法は全くDocomoと同じです。この転送サービス、通常は待ち時間設定ができるのですが、SIMがアクティブではない場合、つまりSIMを抜いている場合は設定された転送先にすぐ転送されます。ですので国内(IIJ)のSIMを抜いて海外のSIMを入れている場合、待ち時間なしで転送されます。しかもIP-phone SMART側で設定をしておけば取り逃した受信はメールで通知してくれます。とりあえずデータ通信につながってさえいれば海外でも国内の携帯番号の受信を取り逃がさないという安心感があります。(現地通話の受信はLineかWhatAppかViberです)

さて、こういう環境が構築されると気になるのは海外での通信環境。なんとか手持ちのスマホが何処の国にいてもネット繋がっている環境が構築できないか、ということが課題になるわけです。

「で、結局どのSIM使ってるの?」ってなりますよね(^^;
前置きが長くて申し訳ない。
・中国・香港 ChinaUnicomの「如意中港通」
・それ以外の国 Roamline
です。

如意中港通はChinaUnicom香港のSIMで香港と中国の両方の携帯番号がもらえてデータ通信もできるすぐれものです。これを手に入れたのは確か2011年。香港と深センを行ったり来たりしていた時に香港の空港の7-11で買いました。深センで使うことがほとんどだけど香港空港でリチャージができるなどなかなか便利です。もちろん中国本土でもリチャージ出来ます。
あと、300元リチャージすると有効期限が1年半になり、僕の使用環境ではほとんど気にしなくて良いのがいいところです。
さらに!中国本土でもFbやTwitterが見れます。香港籍のSIMなので本土では海外ローミング扱いなのでこういうことが可能なんですね。
現在は「如意中港通」は販売されていませんが、アップグレード版の「Cross Boarder King Dual-Number Prepaid SIM(跨境王)」や「跨境王加強版」が発売されているそうです。
実は、次に香港に行くときは「跨境王加強版」を買おうかと思っています。この加強版、データローミングの範囲が拡大されていて、中国・香港だけではなく、台湾とマカオ、日本がカバーされているんです。しかも日本以外(中・港・台・澳)で使えるデータパックがあり、7日データパックは300MB/48HKD、30日データパックは500MB/68HKDです。あとで紹介するRoamlineやGigSkyなどに比べて激安。僕としては台湾でも使えるところがポイント。
ちなみに日本では0.02HKD/KBの重量制。ただし一日あたりの上限は68HKD。つまり3,400KB≒3.32MBが上限とちょっと残念な感じ。

Roamlineはドイツ発のWorldwide data roaming SIMです。ほぼ世界中何処に行っても繋がる(世界135ヶ国をカバー)ことと、料金体系がシンプルなのが気に入っています。
料金は大きく2つのエリアで分かれていて、ユーロ圏とカナダ・アメリカは0.2€/MB(≒0.23USD/MB)、その他は0.89/MB(≒1.01USD/MB)。(2015.2.21現在)
また、このSIMは月々の基本使用料はなく”Pay As You Go”なSIMです。ユーロ圏は空港でSIMが売っていたり街角でも簡単にSIMが手に入るのですが、それでも現地に行くまではなにかと不安なもので、これひとつ持っておけば多少お高いですが必ずOn Lineになれると思うと安心なんです。

最近は「Worldwide data SIM」とか「Global data SIM」とググるといっぱい出てくるけど、良いのがなかなかないんですよね。Roamlineがもう少し料金下げてくれれば言うことなしなんですが、それはないものねだいというもの。
そんな中でGigSkyはちょっと惹かれる料金体系。
条件を揃えて比較してみました。
(為替は2015.2.21時点のレート)

::GigSky 175MB/7日間
 アメリカ:3000JPY≒25.19USD
 スイス:3000JPY≒25.19USD
 中国:3000JPY≒25.19USD
 台湾:3000JPY≒25.19USD
 維持費:なし

::Roamline 175MB(7日間プラン無し)
 アメリカ:(175x0.23USD=)40.25USD
 スイス:(175x0.23USD=)40.25USD
 中国:(175x1.01USD=)176.75USD
 台湾:(175x1.01USD=)176.75USD
 維持費:なし

::ChinaUnicom 跨境王加強版 300MB/7日間
 アメリカ:N/A
 スイス:N/A
 中国:48HKD≒6.19USD (3.61USD/175MB)
 台湾:48HKD≒6.19USD (3.61USD/175MB)
 維持費:月々18HKD≒2.32USD

こうしてみると跨境王加強版が圧倒的に安いけどアジア圏だけというのが残念です。
WorldwideなSIMとしてはGigSkyに軍配が上がります。実際の使い方を考えると今後アジア圏(中・港・台)は跨境王でカバーするので、Worldwide SIMに期待するのはユーロ圏や米国で現地SIMを手に入れるまでのつなぎ。実はGigSkyは国が変わるとデータプランは買い直しだけど、その国に入って最初の1日・10MBは無料という特典があって、非常に魅力的です。(でも無料特典しか使わない、なんてことやってると契約切られちゃうだろうなぁ(^^;)
しかしRoamlineはSIM入れてAPNを設定すればすぐ使えるのも魅力。(GigSkyはプランの購入作業が必要。アプリでポッチっとするだけらしいが…)

というわけで、
・Worldwide用にGigSkyはそのうち手に入れたい。
・アジア圏用に跨境王加強版を手に入れたい。
と思っています。

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[追記]
結局GigSkyを買ってみました。
顛末記はこちら↓
・Worldwide data SIM: GigSkyを買ってみた
・Worldwide data SIM: GigSkyを台北で使ってみた

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[おまけ:READY SIM]
意外と入手困難なのが米国のSIM。ハワイに行った時はわざわざアラモアナショッピングセンターのAT&Tまで買いに行きましたよ。
しかし最近ではREADY SIMなるものがあるんですねぇ。これ、トラベーラーがターゲットのようです。
Amazonでも買えるみたい。

2015年2月15日日曜日

ココナッツオイルで全卵マヨネーズを作ってみた

今年の1月25日のTV番組「世界ふしぎ発見」でココナッツオイルを使ったケトン体ダイエットというのを放映していました。詳しい内容は他のBlogなどに譲るとして、この番組をたまたま見た僕は、とりあえずココナッツオイルをネットで注文してみました。ココナッツオイルはExtra Virginていうのと普通のがあるようで、とりあえず安価な普通のを注文。3日ほどで届き、早速いくつかの料理に使ってみましたが、癖もなく軽い油でなかなか良さげです。

しばらく使ってみたけど、やっぱりいい感じ。じゃあ料理で使う油はみんなこれにしちゃえばいいじゃない、ってことで追加注文をしようとしたら「売り切れ」の文字…。えっ、と思って楽天やAmazonをくまなく見て回るがやっぱり品切れ…。どのショップも3月〜4月に再入荷となっています。TVの影響恐るべし。
あらら〜、出遅れちゃったよ、と途方に暮れながらも調べを続けていると、海外配送のネットショップだけはまだ注文を受け付けているじゃないですか!
よっしゃ!とばかり大量注文!
そして、届いた品がこちらです。約1週間で到着!
(こちらのショップで購入)

早速料理に使ってみたんですが、うーむ。なんというかほんのり甘い香りがします。ネットの何処かで「ハワイの香りがする」とのたまっていた方がいましたが、確かにそう言われればそんなような…。でも、食えないというほどきつい香りでもなく、使い方次第かなというレベルなんです。最初に買ったココナッツオイルの方が癖がなく使いやすいけど今は手に入らないし、3月いっぱいこれで乗り切れば後は何とかなりそう。しばらくはこいつを使ってみることにします。

大量に届いたので早速何か作ってみようと考えて、とりあえずマヨネーズを作ってみることにしました。マヨネーズは普通は酢と油と黄身で作るので、酸味で甘い香りが抑えられるかも、という目論見です。
今回は黄身だけじゃなくて全卵を使います。全卵を使うマヨネーズはチョット前にクックパッドでみかけて作ったことがあるんですが、ちょっとゆるく仕上がるけど白身を捨てなくていいのが気に入っています。
(その時に参考にしたレシピはこちら)

では、作ってみます。

[材料]
  ココナッツオイル 1瓶(16oz 454g)
  オリーブオイル 適量(0.5合ぐらい)
  卵 4個
  酢 大さじ4
  塩 小さじ3
  コショウ 適量
  鶏がらスープ顆粒 小さじ2

[作り方]
 1.卵(全卵)と酢をボールに入れる。

 2.よく混ぜる(ブレンダー使用)

 3.ココナッツオイルを少しづつ入れつつ混ぜる。今回は5回に分けて入れました。
   ココナッツオイルは今の季節(2月)は室温でも固形。
   瓶ごと炬燵に入れておいて液化させて使いました。

 4.塩、コショウ、鶏がらスープを投入しよく混ぜる。
   ここで味見。

 5.さらにオリーブオイルを少しづつ入れつつ混ぜる。とにかく混ぜる。
   これは香りと硬さの調整が目的。
   油を入れると硬くなるが油っぽくもなるので、味見をしつつ硬さを見つつ混ぜる。
   味が優先だけど、硬さも重要。
   硬さは市販のマヨネーズよりちょっとゆるいぐらいが目標。
   今回は0.5合(90cc)ぐらい入れました。

 6.箸で表面に筋を入れて筋がしばらく残る程度に硬くなるまで混ぜました。
   ココナッツオイルは低温では固形。
   これぐらいで冷蔵庫にしまっておけば調度良いかな、という予想です。

 7.最後に味見して塩コショウで整える。

 8.元の瓶に入れて冷蔵庫で保存。
   出来上がりは1.5瓶分ぐらいになります。
   当然1瓶では入りきらないので、余った分は早めに消費(^^;

ココナッツオイルとオリーブオイルをふんだんに使った贅沢なマヨネーズ。
ペロッと舐めてみた感じは「上品」です。
スイスのホテルで食べたサラダのマヨネーズを思い出すなぁ(^^)

晩酌のつまみに使ってみた感想ですが…
いけますねぇ、これ。
市販のマヨネーズに比べて口どけがとても軽いです。

冷やしたのでいい感じの硬さになっています。
それでも市販のマヨネーズよりはゆるい感じ。
全卵なのでこんなもんでしょう。

改良の余地は有りますが、かなり満足な出来です。
次に作るときは、
 ・酢は色々と試してみと面白いかも。
 ・鶏がらスープはいらないかなぁ。
 ・ボールは一回り大きいのを使おう。
 ・塩はもうちょっと控えめでもいいかなぁ。
なんて思っています。
ご参考まで。

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参考URL

食用油の比重
http://www.oil.or.jp/kiso/jas.html
レシピを考えるときに質量から容量に変換したくて参考にしました。
ちなみにココナッツオイル(食用ヤシ油)の比重は約0.91g/cc。
なので、今回買ったココナッツオイル1瓶454gは約500ccです。

クックパッド:全卵手作りマヨネーズ
http://cookpad.com/recipe/1272951
http://cookpad.com/recipe/849696

海外発送のココナッツオイル(楽天)
http://item.rakuten.co.jp/harmony/set2747x2/

「世界ふしぎ発見!」のケトン体ダイエット
http://medianow.jp/bhd/diet/keton-coconut/