2015年3月23日月曜日

Worldwide data SIM: GigSkyを台北で使ってみた

台湾人の友人の結婚式に招待されていることも有り、衝動買いしたWorld wide data SIM: GigSky。先日台北に行って使ってきましたのでその使用感など報告したいと思います。

(写真は通化街夜市、屋台料理がうまかった〜)

先に結論を言えば「使いものにならなかった」です。
さて、順を追って何があったかを書いてみます。

1.国内にいる間にアクティベーション
すったもんだした時にアカウントは作ったので、実質的にアクティベーションはこれで完了していますが、初日Freeの10MB以降はPlanの購入などのためにクレジットカードの登録が必要なはずです。
空港についてすぐに使えるようにしたい僕としては、事前にできることはやっておきたい。GigSkyのサイトを見るとそれらしいところがありました。(GigSkyのサイトから、ログイン>支払情報>クレジットカードを追加)
まずこれがいまいち。
カードはVISAかMasterCardのみ。普段Amexをメインで使っているので「ん?」と思いました。近頃のPayment Systemはほぼすべてのカード(Amex, JCB, VISA, Master, DC)を網羅しているのが普通。こんなところで躓くことはほぼありません。
クレジットカードの登録はPC用のWebサイトから行いました。途中カード番号を間違えたのでエラーメッセージが出ました。再入力を促されるのですが、これが何回入れてもエラー。もしやと思ってログアウトして再度ログインしてやっと登録できました。
んーむ、いまいち。

2.Profileの管理
すったもんだした時に結局iPhoneの場合はProfileをつかってAPNなどの設定をしてやらないといけないことがわかりました。この現象は台湾でも同じで、空港でGigSkyのSIMを入れると「中華電信」の電波を掴みますが、設定画面では手入力でAPN設定する項目が出てきません。(すったもんだした時と同じ)
結局、Profileを使うことになります。
Profileというのがまた曲者で
・同時に複数のProfileをインストールすることは出来ない。
・iPhone標準Appの「Mail」か「Safari」しかこのファイルを開くことは出来ない
といった仕様のようです。(JailbreakすればProfileの入れ替えAppがあるようです)
普段IIJmioのSIMを使っている僕としては国内にいるときにはIIJmioのProfileが必須なわけで、つまりGigSkyを使おうとすると
(1)IIJmioのプロファイルを削除
(2)GigSkyのプロファイルをインストール
という作業が発生し、日本に帰ってきた時にその逆の作業が発生します。
しかもこの作業をオフラインでする必要があり、そのためには以下の作業が必要です。
・自分のメールに必要なプロファイルを添付して送っておく
・そのメールが「Mail」のキャッシュに残るようにしておく
この「キャッシュに残るようにする」というのが曲者で、色々ググりましたが正式な(裏付けのある)方法はわかりませんでした。自分の試した範囲ではメールサーバーにメールが残っている状態で「Mail」側でFlagをつけておけば、数日はキャッシュに残っているようでした。この方法で時間無制限でキャッシュに残っているかは試していないのでわかりません。
正直、めんどくさい。

3.なぞの「GigSkyログイン」画面
台北の松山空港についてGigSkyのSIMを入れてProfileを入れた後、試しに適当なWebサイトを見てみると、GigSkyのログイン画面が出てきました。ホテルのインターネットに接続するときによくあるやつかと思ってログイン。特に失敗した様子は無いので、再度適当なWebサイトを見てみると、またGigSkyのログイン画面。もう一度ログインしても同じことの繰り返し…。
上画像は参考のため日本に帰ってからのもの
現地では英語版のログイン画面でした
あたふたしててスクショ撮るの忘れた…

で、困ったときの再起動。なんとかログイン画面が出てこなくなりました。
なんだ、こいつ…。

4.おそい
やっとのことでネットにつながったようなので、さっそくfbで写真をupしてみたが、いくら待ってもアップロードが完了しない。散々待った挙句にエラーメッセージ。「まあ、Freeだし、3G回線のスピードを絞っているのかもしれない」と、写真のupはあきらめて現在地の確認のためGoogle Mapsを立ち上げてみたが、延々と詳細地図を読み込めない…。荒い地図の表示のまま現在地が表示されるが、現在地すら怪しい場所。
だめだ、こりゃ。

その後、まともに接続が出来ないままホテルにチェックイン。
このままでは出歩いた時にネットに接続できないので「Roamline」のSIMに換えました。
RoamlineのSIMはAPN直入力仕様なので、GigSkyのProfileがインストールされている状態でもAPN設定項目が出現します。ANP設定後「台灣大哥大」の電波を掴み、後は快調に動作してくれました。
めでたしめでたし。


「いつでもどこでも簡単に動作してくれる」ってのは重要な事です。
ですので、やっぱりWorldwide data SIMはRoamlineを第1候補にしていきます。
GigSkyは初日のFree10MBじゃなければ(Planを購入すれば)使い物になるかもしれない、という希望があるので、今後3日以上滞在して現地SIMが手に入らない場合に、ちゃんとPlanを購入して試して見たいと思います。(かなりレアケースだけど)

お粗末さまでした…。

追伸
Roamlineの請求がきました。
合計2.33EUR≒2.54USD≒306.54JPY(2015.4.2時点のレート)。
台北に2泊3日で、ホテルにいる以外はほぼすべてRoamlineを使っていました。
どこに行くにもGoogle Mapsを見ていたし、友達との連絡のため頻繁にFbのMessengerを使ったし、レストランの検索のため情報サイトも結構見ました。
2-3日だったらこれも有りかな、と思います。