2014年7月13日日曜日

重曹で作る米ぬか石鹸をとりあえず作ってみる。

手作り石けんに興味があり、いろいろとぐぐっていたらこんな記事を見つけた。
「重曹で米ぬか石けん」の作り方
さらにぐぐってみると、結構同じような作り方だが出てくる。
どうやら杉原先生という方のHPで公開していたらしい。(現在は残念ながら掲載なし)
手作り石けんといえば鹸化のためのアルカリ剤として苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や苛性カリ(水酸化カリウム)を使うのが一般的だが、この米ぬか石鹸では重曹(炭酸水素ナトリウム)を使うのが特徴的。苛性ソーダや苛性カリは毒物及び劇物取締法で劇物に指定されていて、薬局で買えるらしいが印鑑が必要。試しに近所のドラッグストアで訊いてみたが最近は取り扱っていないらしい。ただの強塩基だから取り扱いさえ気をつければそう危ないものでもないはずだけど、やっぱり悪意をもって使う人もいるんでしょうねぇ。
さて、そんな苛性ソーダを使わないというのが気に入って、試しに作って見ることにしました。

まず、あちこちのBlogで掲載されている「杉原先生の米ぬか石けんのレシピと作り方」です。
−−−
材料
 水:600cc
 重曹:20g
 米ぬか:200g
作り方
 (1)水を沸騰させて、重曹を溶かす
 (2)(1)に米ぬかを少しずつ混ぜる
 (3)10分くらい混ぜる
−−−
…えらい簡単な説明です。
早速やってみます。

まず、作業場所(台所)の換気を確保。
化学系は専門外なのでレシピを見ただけでは何が発生するかわからず、とりあえず安全確保のためです。(化学系の人に笑われちゃうかな?)

材料を測ります。

少し大きめの深底フライパンで水をガスレンジで煮立たせます。
沸騰しはじめたら重曹を投入。
この時、シュワシュワ・ぶくぶくと泡が立ちます。
この工程で重曹(炭酸水素ナトリウム)が熱分解して炭酸ナトリウムになるそうです。

泡が落ち着いたらとろ火にして米ぬかを少しづつ投入して混ぜる。
下の写真は半分ぐらい投入して、泡が落ち着いた状態です。
投入直後は思ったより泡がでて膨らんできました。

さらに全部入れて混ぜたのが下の写真。
なんだか固まり過ぎのような…。
ゆっくりしすぎて水分が蒸発しすぎたかなぁ。
実験のため、上の写真の状態で「あちっ、あちぃ〜」と言いながらも半分を使い捨て容器に詰める。

予定外だがこのままでは一つにまとまりそうにないので、残った半分に約200ccの水を追加。引き続きとろ火で混ぜる。
はじめはゆるいペースト状だったけど、少し硬くなってきてなんとかまとまりそう。
水を追加する前に10分以上混ぜているので、5分ほどとろ火にかけたままぜる。

10分ほど放置して触れる程度に冷めたので、使い捨て容器に入れる。
手前が最初にとりわけた物で、奥が水を追加した物。

とりあえず、窓辺の日の当たる場所で乾燥です。

今回は型の代わりに使い捨て容器に入れましたが「茶こし袋に入れて使う」とか「これはクレンザーだ」などとどこかのBlogに書いてありましたので、おそらくぼそぼその粉状になるんではないかと予想しています。

さて、作ってみた感想としては…

  • 沸騰し始めたお湯に重曹を投入した後「泡が落ち着く」まで待ったが、沸騰の泡なのか熱分解反応の泡なのかよくわからなかった。つまり見切りで米ぬか投入の工程に入った。
  • 鍋は大きい方がいい。米ぬかを入れた時に思ったより泡が膨らんできて、こぼれそうになった(一時的に火から外した)。ちなみに今回使ったのは直径25cmの深底フライパン。

といったところです。

2〜3日放置してみて、出来上がり具合などを後日報告します。→結果はこちら。

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